Mさんの母親から受け継いだ家具
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三上工作所の仕事は、うつくしい。それは、制作する上で細かいところまで職人たちの技術を駆使して仕上げていることはもちろん、家具をつくる前後にもとことん向き合っているからです。
つくることだけではなく、提案から設置まで、工程に関わる全てを三上工作所のメンバーがまじめに向き合うことで、さまざまな方から評価されている「うつくしさ」は生まれています。
図面をそのまま再現するのではなく、強度のことや使うシーンのことを考慮した上で、最善の提案をしながら制作することが、三上工作所の職人の特長であり、強みでもあります。一つひとつの工程に真摯に向き合う姿勢です。お客様のことを想像しながら、家具を設置するまで丁寧かつ繊細な仕事をし続けます。
船舶家具由来であり、過去には海外の要人の家具も手がけた三上工作所の技術力。
高品質な家具をつくるために、一つひとつの工程を全て高い基準で満たす必要があります。三上工作所の職人たちが日々当たり前に行っている、ハイクラスな基準が「MIKAMI STANDARD」です。
基本的に三上工作所が制作する家具は別注家具です。個人宅も施設も当たり前ですが、それぞれ個性も使用するシーンも違います。つまり、三上工作所は1つとして同じうつくしさがないということです。1人ひとりの施主様やお客様の要望はもちろん、職人も担当者もそれを超える提案ができるよう心がけています。
時代は流れ、船舶家具の需要が減り、阪神間の郊外住宅地ではいち早く西洋式の生活様式が取り入れられ、一般家庭で椅子式の洋家具を用いる生活が浸透してきました。三上工作所もこのタイミングで船舶家具で培った技術を活かし、本格的にオーダー家具制作に舵を切りました。船舶家具から始まったからこそ、通常の家具よりもより堅牢で重厚な、うつくしいデザインに仕上げることができるのです。